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知恩院で「ミッドナイト念仏」 木魚に合わせて朝まで「南無阿弥陀仏」 |
□投稿者/ 管理人 院生(591回)-(2024/04/19(Fri) 17:36:49)
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夜通しで念仏を唱える「ミッドナイト念仏in御忌(ぎょき)」が18日夜、京都市東山区の知恩院(浄土宗総本山)で始まった。国宝・三門の楼上にある仏堂で、参拝者が木魚の音に合わせて「南無阿弥陀仏」を繰り返した。
ミッドナイト念仏は、宗祖法然の忌日法要「御忌大会(だいえ)」が18日から始まるのに合わせ、毎年営まれている。僧侶と参拝者が入れ替わりながら、19日午前7時までひたすら念仏を唱える。
今年は浄土宗開宗850年を記念し、例年より1時間早い午後7時から始まった。極彩色の堂内は明かりが落とされ、宝冠釈迦牟尼仏像と十六羅漢像、法然像が浮かび上がる中、約120人の参拝者が一斉に木魚をたたきながら念仏を響かせた。
また、この日は午後2時から始まった御忌大会の開白法要に先立ち、1524年の後柏原天皇の詔勅に由来するという儀式「鳳詔頂戴(ほうしょうちょうだい)式」が初めて公開された。法然の忌日法要を「御忌」と呼んで勤めるよう伝えた詔勅「大永の御忌鳳詔」から500年の節目に公開された。詔勅を収めるとされる唐櫃(からびつ)を前に、御忌大会の導師が礼拝していた。
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