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Nomal 行基が開いた京都の「宝寺」1300年 /管理人 (24/04/19(Fri) 17:33) [585] apr044.jpg/132KB


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[585]  行基が開いた京都の「宝寺」1300年
□投稿者/ 管理人 院生(590回)-(2024/04/19(Fri) 17:33:43)

     修理した重文本尊、20日から一般公開

     宝寺の名で親しまれている宝積寺(京都府大山崎町銭原)が今年、開山1300年の節目を迎えた。記念事業として行っていた本尊・木造十一面観世音菩薩立像(国重要文化財)の保存修理が終わり、本堂の修復も行った。20日に開山当時からの伝統行事「鬼くすべ」が営まれ、本尊の一般公開が再開される。

     宝積寺は724(神亀元)年、聖武天皇の勅命を受けた高僧行基が開いた。明治期の廃仏棄釈(きしゃく)の流れを受け、かつて山崎地域にあった西観音寺(行基が開祖)から移された閻魔(えんま)王と眷属(けんぞく)の座像も重文指定を受けている。

     木造十一面観世音菩薩立像は1233(天福元)年の院派仏師の作で、像高約180センチの寄せ木造り。金箔(きんぱく)の剝落や汚れが目立っていたため、昨年度に美術院国宝修理所で保存修理を行い、3月29日に本堂に戻った。寺石亮尚住職(36)は「ご本尊様がおられない1年間は寂しかったので、お顔を見られた時はうれしかった」と振り返る。

     約400年ぶりの修復となった本堂は、床回りのアリ害対策や壁のしっくいの塗り直し、建物の傾きの調整を実施。10月には落慶法要を営む見通しという。

     20日午後2時から営まれる鬼くすべは「大厄除追儺(ついな)式」とも呼ばれ、本堂で護摩木とヒバをたき、煙で鬼をいぶして改心させ、災厄や病魔を追い払うといわれる。開山当初から行われ、新型コロナウイルス禍の間も寺石住職と父の典亮さん(69)の2人で営むなどし、途切れることなく続けてきた。

     寺石住職は「100年に1度の節目に住職を務めることになり、ありがたく、引き締まる思い。多くの方からご寄付いただき、ご本尊様の修理もできた。鬼くすべでは皆さまの無病息災を願い、しっかりお勤めしたい」と話した。典亮さんは「この10年ほど、ご本尊様や本堂のことでもんもんとしていた。節目の年を前に修復でき、鬼くすべを営めるのでうれしい」と心待ちにする。

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