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心に染み入る「ハート」の窓 京都府宇治田原町の古寺で猪目が彩る満開の桜 |
□投稿者/ 管理人 院生(567回)-(2024/04/11(Thu) 17:36:55)
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宇治茶の産地として知られる京都府宇治田原町の古刹(こさつ)、正寿院。小雨交じりの8日に訪れると、満開のソメイヨシノが眼前に広がった。客殿に入ると、最奥部に構える「猪目窓」が目を引く。ハート形の窓枠が、しっとりとぬれた桜を絵画のように切り取っていた。
「猪目」は日本に古くか伝わる文様で、災難をよけ、福を招くとされる。2015年に客殿を建てた際、宮大工の発案でこの窓が設けられた。
久野村大寛副住職(36)は、「窓を通じて、人間も自然の一部だというこうとを感じてもらえれば」と話す。窓に対座し、五感に身を委ねると、川のせせらぎやウグイスの鳴き声が心に染み入ってきた。
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