京都市下京区の菊浜区民会館で毎月第2月曜日、長年、喫茶店を経営してきた「プロ」が入れるコーヒーを無料で楽しめる「せせらぎコーヒーサロン」が開かれている。地域のお年寄りらが集い、和気あいあいと会話に花を咲かせている。
考案したのは菊浜連合会の副会長で、菊浜社会福祉協議会長を務める竹田耕三さん(78)。竹田さんは京都市中京区烏丸通夷川下ルで喫茶店「喫茶アムール」を40年近く営業していた。家族のけがをきっかけに15年ほど前に閉店したが、昨年5月から「地域住民が集って会話できる場所を作りたい」と月1回のカフェを開設した。
公民館の台所には、竹田さんが喫茶店で使っていた器具が並ぶ。コーヒーポットも「もうふたの取っ手もとれてるけど、ずっと使ってるねん」と笑う。
カフェを開設するのは第2月曜日午前10時。ラジオ体操を終えた人たちが、9時半には集まってくる。竹田さんの入れたコーヒーを味わっていた橋元磨佐枝さん(80)は「いつも家ではインスタントやから、こういうちゃんとしたコーヒーを飲む機会少ない。本格的なお味で近所の人としゃべれていいなぁって」と、ほっと一息をついた。
|