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■678 / 親記事)  岡京市で例年より早く開花 薄紫色がしっとりと
□投稿者/ 管理人 院生(683回)-(2024/05/29(Wed) 17:59:54)

     京都府長岡京市天神2丁目の八条ケ池で、ハナショウブが雨にぬれながら咲き競っている。紫や薄紫、白の花々が例年より10日ほど早く咲き始めた。

     ハナショウブはアヤメ科の水生植物で、大輪の花を咲かせる。同池の中堤西南に約1150株、同池北西の西池の北側に約650株が植わっている。

     市商工観光課は「年々開花が早まり今年は21日に咲き出した。見頃は6月初旬になりそう」としている。
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■677 / 親記事)  「嵯峨祭」 剣鉾とみこしが勇壮に練り歩く
□投稿者/ 管理人 院生(682回)-(2024/05/27(Mon) 17:30:14)

     京都市右京区の愛宕神社と野宮神社の例祭「嵯峨祭」の還幸祭が26日、嵐山地域であった。多くの観光客が見つめる中、剣鉾とみこしが勇壮に練り歩き、景勝地に担ぎ手の威勢のいいかけ声とにぎやかな鈴の音色が響いた。

     祭りは地域住民らでつくる嵯峨祭奉賛会が主催。嵯峨嵐山地域から約千人の氏子らが参加した。

     5基の剣鉾と両神社のみこしは午前10時に清涼寺近くの御旅所を出発。剣鉾の担ぎ手が独特の足さばきで鉾上部についた鈴をリズムよく鳴らすと、沿道から大きな拍手と歓声が上がった。行列は大覚寺や渡月橋などを巡る約10キロの道のりを7時間かけて練り歩き、外国人観光客らが物珍しそうな様子でカメラに収めていた。
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■676 / 親記事)  桂小五郎の命日祭 薩長同盟や版籍奉還の遺徳しのぶ
□投稿者/ 管理人 院生(681回)-(2024/05/27(Mon) 17:17:14)

     明治維新の立役者の一人、桂小五郎(木戸孝允、1833〜77年)の命日祭「松菊祭」が26日、京都市東山区の京都霊山護国神社で営まれた。歴史ファンの女性ら約30人が参列し、桂の遺徳をしのんだ。

     木戸孝允先生顕彰会と霊山社中、同神社の主催。京都で亡くなった桂の命日に合わせ、雅号「松菊」にちなんで2009年から開いており、16回目。

     桂と妻の松子が眠る墓前で神事が営まれ、木村隆比古宮司が薩長同盟や版籍奉還といった功績をたたえる祝詞(のりと)を読み上げた。参列者は玉串や花を供えて手を合わせ、桂の生涯に思いをはせていた。

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■675 / 親記事)  現代日本画公募展「第79回 春の院展」が開幕
□投稿者/ 管理人 院生(680回)-(2024/05/23(Thu) 15:21:22)

     1945年から続く恒例の現代日本画公募展「第79回 春の院展」(京都新聞、日本美術院主催)が22日、京都市下京区の京都高島屋7階グランドホールで開幕した。みずみずしい感性と巧みな技術で生み出された創意あふれる作品約120点が、来場者の目を楽しませている。

     日本美術院は1898年に岡倉天心を中心に創設され、芸術の自由な研究を目的に活動している。春の院展は、出品作が秋の院展より小品で、全国を巡回している。京都会場では関西を中心とした有力作家である同人の作品や入選作を集めている。

     外務大臣賞に選ばれた川ア麻央さん(東京都)の作品「鐘泥棒」は、大きな鐘を持ち上げる弁慶の姿を迫力ある構図と青を多用した色使いで描く。他に京都府内の同人である山田伸さんや若手画家らの作品もある。今年は最優秀の春季展賞の該当者はなかった。

     27日まで。有料。

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■674 / 親記事)  八坂神社、石段横のサツキが見ごろに
□投稿者/ 管理人 院生(679回)-(2024/05/23(Thu) 15:20:47)

     京都市東山区の八坂神社で、国の重要文化財に指定されている西楼門前のサツキが見頃となった。石段で記念写真を撮る参拝者らの傍らをピンク色の花が彩る。

     四条通の東端に位置する門前に、石段を挟んで約70メートルに渡ってサツキが植わっている。同社によると、10日ごろに咲き始めた。見頃が過ぎた植え込みもあるが、密集して咲いている場所も見られ、まだつぼみも残る。

     一帯は京都屈指の観光エリア。なかでも、門前は「祇園石段下」と呼び親しまれ、観光客や修学旅行生が絶え間なく行き交う。通りの向い側から正面を見ると、見慣れた景色に色鮮やかなピンク色のパノラマが広がり、この季節だけのコントラストを描いていた。

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■673 / 親記事)  鴨川近く、夜に淡い光を放つ「夏の使者」
□投稿者/ 管理人 院生(678回)-(2024/05/23(Thu) 15:12:36)

     京都市中京区を流れる鴨川西岸の水路「みそそぎ川」でゲンジボタルが夜に飛び交っている。黄緑色の光を明滅させながらゆらゆらと浮遊し、河川敷を訪れる人たちを魅了している。

     繁華街が近い丸太町橋下流から御池大橋辺りにかけて見られる。30年ほど観察を続ける竹中祥二さん(89)によると、今年は14日ごろから飛び始めたという。

     20日は穏やかな天気となり、午後8時半過ぎから20匹ほどが川辺を舞い、暗がりに光を放った。

     見頃は6月初旬頃まで。

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■672 / 親記事)  普段は立ち入り禁止の群生地…「希少な花」の鑑賞会
□投稿者/ 管理人 院生(677回)-(2024/05/23(Thu) 15:09:33)

     京都府南丹市美山町内久保に自生している希少なボタン科の花「ベニバナヤマシャクヤク」の観賞会が25、26の両日、開かれる。全国屈指の1万本余りが杉林の中で群生している。

     環境保全に努める地元の内久保環境・史跡保存会が主催。白やピンクの花が咲く5月ごろと、赤い子房(しぼう)(雌しべの膨らんだ部分)のなる秋に観賞会を毎年開いている。

     普段は群生地への立ち入りを保全のために禁じている。観賞会の時のみ杉林に入って間近で見ることができる。

     両日とも午前10時〜午後3時。保全協力金300円が必要。受付は内久保公民館。問い合わせは同会の野谷五三男会長090(8790)2891へ。

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■671 / 親記事)  宇治市の植物公園でゲンジボタル鑑賞イベント開催へ 5月25日から
□投稿者/ 管理人 院生(676回)-(2024/05/23(Thu) 15:07:58)

     京都府宇治市広野町の市植物公園で25日から、ゲンジボタルの観賞を楽しむ恒例の「蛍ナイター」が始まる。宇治とゆかりがある紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送される中、「源氏物語にも登場するホタルの光を楽しんで」とPRしている。

     同公園は2006年から園内でホタルを飼育し、蛍ナイターと銘打って温室北側「秋のゾーン」付近で観賞できるようにしている。今年は5月中旬に成虫になる羽化が見られるようになり、ホタルの乱舞が始まっている。

     源氏物語の「蛍」の巻には光源氏がホタルを放ち、その光で美しく成長した玉鬘(たまかずら)が照らし出されるシーンがあることから、同公園は「ホタルを観賞しながら物語の世界を想像してほしい」としている。28日以降、ホタルの生態や源氏物語との関係を紹介する展示も園内で開催する。

     蛍ナイターの開催日は6月9日までの木曜から日曜で、開園時間を午後9時半まで延長する。午後4時以降の入園料は日中より安い大人360円、小中学生180円になる。

     1、2、8、9日は午後6時以降、市役所から無料のシャトルバスを運行する。同公園0774(39)9387。

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■670 / 親記事)  祇園祭の神輿を先導する「宮本組」 担い手育成へボランティア組織を常設化
□投稿者/ 管理人 院生(675回)-(2024/05/22(Wed) 16:19:37)

     祇園祭の神輿(みこし)を先導する八坂神社(京都市東山区)の氏子組織「宮本組」は21日、神輿渡御を支えるボランティアを組織化し、「志丁(しちょう)組」として常設化すると発表した。昨年初めて公募したボランティアを、継続的に関わることのできる担い手として育成してゆく。

     宮本組は同神社筆頭の氏子組織で、弥栄学区の住人ら約70人が所属する。神幸祭(7月17日)、還幸祭(同24日)の神輿渡御で3基の神輿を「神宝捧持列(じんぽうぼうじれつ)」として先導し、勅板や矛をはじめとした神宝を持って歩く。ボランティアは白い装束「白丁(はくちょう)」を着て神宝に朱傘を差しかけるなど、それまでの学生アルバイトに代わる役割を担い、昨年は両日で延べ93人が参加した。

     志丁組は昨年のボランティアのうち継続を望む約60人のほか、21日から新たに募集を始めた奉仕者が当初メンバーになる。今夏は神輿渡御の2日間に参加を限るが、来年以降は宮本組が担う「神輿洗い」といった関連の神事・行事への奉仕も検討している。

     21日、宮本組役員らが東山区で会見し、志丁組発足のきっかけについて、祭礼を内側から支えたいという昨年参加者の声が大きかったと紹介した。副組頭の今西善也さん(51)らは「昨年のボランティアの方々は熱い思いで参加してもらう人が多かった。思いを一つにできる人たちに裾野を広げ、巻き込みながら新しい宮本組になっていければいい」と話していた。

     募集対象は19〜55歳の体力に自信のある男性。神幸祭・還幸祭ともに午後2時〜11時半ごろまで神宝捧持列に帯同する。1日のみの参加も可能。6月16日午後2時から八坂神社近くで開く事前説明会の出席が必要で、宮本組ホームページから申し込む。日本語で意思疎通できる外国人も参加できる。

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■669 / 親記事)  光源氏との恋の物語をしっとりと 西本願寺で祝賀能 宗祖親鸞の降誕会
□投稿者/ 管理人 院生(674回)-(2024/05/22(Wed) 16:17:05)

     京都市下京区の西本願寺(浄土真宗本願寺派本山)で21日、宗祖親鸞の誕生を祝う「降誕会(ごうたんえ)」の法要が営まれた。重要文化財の南能舞台では祝賀能や狂言が奉納された。

     降誕会は親鸞が生まれたとされる1173年5月21日(旧暦の承安3年4月1日)にちなみ、5月20、21日に行われ、今年で150年を迎える。祝賀能は明治20年代半ば頃から恒例となったという。

     今年は大河ドラマで紫式部が注目されていることから、源氏物語にちなんだ演目「半蔀(はじとみ)」が披露された。観世流シテ方の片山九郎右衛門さんが幽霊になった夕顔役として、白い装束姿で舞台上のしとみ戸から現れると、光源氏との恋の物語をしっとりと舞った。

     このほか、親子の愛情を描いた能「天鼓(てんこ) 弄鼓之舞(ろうこのまい)」や茂山千五郎さんらによる狂言「仏師」も上演され、約400人の参拝者を本願寺とも縁のあった古典芸能の世界に引き込んでいた。
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■668 / 親記事)  宮津市の寺所蔵、重要文化財の仏像4体が100年ぶり修復へ
□投稿者/ 管理人 院生(673回)-(2024/05/21(Tue) 17:44:38)

     京都府宮津市日置の禅海寺が所蔵する平安時代後期の重要文化財の仏像4体が、約100年ぶりに修復される。経年劣化で表面漆箔の剝落などが見られるため、3年をかけて作業を進める。本年度は木造千手観音立像が対象で、檀徒ら約20人が像から魂を抜く閉眼供養や搬出を見守り、修復の無事完了を祈った。

     4体はいずれも12世紀ごろの作とみられ、丹後における平安時代後期の天台浄土教の広がりを物語る貴重な仏像で、1925年に国の旧国宝(現在の重要文化財)に指定された。記録によると前回は1927年に解体修理され、緩んだ部材を接合したという。

     木造千手観音立像は高さ1メートル6センチで、いくつかの木材をはぎ合わせて仕上げる「寄せ木造り」が特徴。表面は漆を塗って金箔を貼る漆箔仕上げが施されている。今回の修理には国などの補助金が交付され、剝落止めやクリーニングによる汚れの除去などを行う。

     檀徒ら約20人は13日、仏像の収蔵庫でお経を唱え、修復を担当する公益財団法人美術院の職員が搬出作業を行った。檀徒総代長の百鳥利夫さん(76)は「檀徒が減るなか、補助を頂きありがたい。仏像を守る思いがより強くなった」と話した。
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■667 / 親記事)  京都市内の旅館やホテル、物価高に悲鳴
□投稿者/ 管理人 院生(672回)-(2024/05/21(Tue) 17:42:20)

     修学旅行受け入れで苦しくなる「慣例」とは

     修学旅行を受け入れている旅館やホテルに物価高が重くのしかかっている。修学旅行生1人当たりの単価は慣例で2〜3年前に決まり、旅行会社を通じて契約が済んでいるため、直近の物価変動を宿泊料金に反映できない仕組みになっているためだ。京都市内の旅館の1人当たり宿泊料金は1施設平均で約2千円の赤字といい、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた経営に追い打ちをかけている。

     日本修学旅行協会(東京)などによると、修学旅行は客室や新幹線などの交通機関を大規模に確保する必要があるため、各校が旅行会社を通じて2〜3年前に契約している。だが、近年の物価高で人件費や光熱費、食材・飲料の仕入れ代などが大幅に上昇し、現在は契約時の価格と実態が合わなくなっているという。

     京都府旅館ホテル生活衛生同業組合の調査では、京都市内で修学旅行生を受け入れている旅館47軒の1人当たり宿泊料金(1泊2食付き)は9223円。同組合によると、収支を維持するには約2千円足りないという。市観光協会がまとめた昨年の市内主要ホテルの平均客室単価は1万8199円で、修学旅行と一般客とで大きな価格差が生じている。

     「企業努力で経費を抑えているが、宿泊料金は上げられず、収益はどんどん厳しくなっている」。旅館など3軒を経営する佐野家(下京区)専務の佐野誠治さん(46)は実情を明かす。自治体ごとに定められた旅費の上限があるうえ、「宿泊価格を上げれば受注の確率は下がるので、簡単に価格転嫁はできない」と頭を抱える。

     少子化も逆風だ。旅館は1校で貸し切るケースが大半だが、児童生徒数の減少で全体の収益も減少傾向にある。さらに、新型コロナ禍の余波で少人数での部屋割りを希望する学校が増加し、「1施設当たりの受け入れ人数が減り、売り上げが減少している。少子化で今後どうなるのか…」(佐野さん)との不安の声も出ている。

     中京区の旅館こうろは昨年、収支不足を補てんするため、好調なインバウンド(訪日外国客)需要を踏まえて一般客の1泊素泊まり価格を1万円から1万2千円に上げた。一方、ミャンマーやネパールなど4カ国の外国人従業員は円安で母国への送金が難しくなっているといい、昨年から給与を月額2万円増やすなど待遇面の改善も進めているという。

     旅館こうろの会長で、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の常任顧問も務める北原茂樹さん(74)は4月中旬、井上善博会長らとともに盛山正仁文科相に宿泊施設への補助などを求める要望書を提出した。北原さんは「インバウンドは単価が高く、経営を考えるとそこにも目を向けないといけないという思いはある」と述べる一方、「(京都で)長く続いている修学旅行をなくすことはあってはいけない。今後も国や自治体に支援を求めていきたい」と強調した。

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■666 / 親記事)  「かやぶきの里」に水のアーチ 一斉放水に観光客も歓喜
□投稿者/ 管理人 院生(671回)-(2024/05/21(Tue) 17:39:20)

     京都府南丹市美山町北の国の重要伝統的建造物群保存地区「かやぶきの里」で20日、防火用の放水銃を点検する一斉放水があった。汗ばむ陽気の中、かやぶき屋根の上に涼しげなアーチが幾重にも架かり、大勢の観光客がカメラを向けていた。

     北村かやぶきの里保存会や市教育委員会が年2回行っている。

     放水銃は、各民家のそばに計約60基が常設で据え付けられている。午前11時半にサイレンが響くと、かやぶき民家を模した覆いが一斉に開き、中から現れたノズルが水を放った。自動で首を振りながら5分間、快晴の集落を白いカーテンのように覆った。

     待ち構えていた多くの観光客が「きれい」と声を上げながら、背後に広がる新緑の山々とともに写真に収めていた。放水が終わると拍手が沸いた。
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■665 / 親記事)  左京区の古代寺院跡から新たな遺構発見
□投稿者/ 管理人 院生(670回)-(2024/05/21(Tue) 17:37:01)

     飛鳥時代から平安時代まであった古代寺院「北白川廃寺跡」(京都市左京区北白川)で、境内西端を示す2本の溝が、市文化財保護課の発掘調査で見つかった。平安時代前期までに埋まった溝と、それよりも古い時代の二つの時期の区画跡とみられ、寺の四辺の一つを考古的に初めて確定できたという。専門家は「寺域の規模や変遷を示す重要な成果だ」と話している。

     北白川廃寺は少なくとも7世紀〜11世紀にあったとされる。過去の発掘調査で1934年に金堂の瓦積基壇が発見され、さらに西方に塔があったことも判明した一方、寺域を示す遺構は見つかっていなかった。

     今回の調査地は塔跡から西約50メートルにあり、南北方向に走る東西2本の溝が見つかった。古い方の溝は西側で、長さ11・5メートル、幅1メートル、深さ50センチほど。7〜9世紀の瓦が大量に埋まっていた。一方、東側は長さ11・5メートル、幅2メートルほどで、北端がやや西に振れている。西側よりも後代に掘られたと考えられるという。

     北白川廃寺の西辺は、現地の地形から2本の溝よりやや西の段差付近と推定されており、古代寺院に詳しい上原真人京都大名誉教授(歴史考古学)は「溝は寺域を画する遺構で、西端がほぼ確定したとみてよい。東側の溝は平安期に塔が改修された時に掘り直されたとみられ、寺の変遷も分かる」と話している。

     調査地は左京区の白川通と御蔭通の交差点から北西約100メートルで、住宅建設に伴い約115平方メートルを4月上旬から今月中旬まで調べた。すでに埋め戻されており、現地説明会は開かれない。

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■664 / 親記事)  京都府立植物園が100周年 「ばらフェア」「恐竜時代」毎月イベント
□投稿者/ 管理人 院生(669回)-(2024/05/21(Tue) 17:33:26)

     京都府立植物園(京都市左京区)は、開園100周年を迎えた今年、毎月イベントを開催する。22〜23日は見頃を迎えたばら園で、パティシエによるバラのワークショップなどの「ばらフェア」を開き、7月19日からは玩具メーカーや全国の博物園と連携した特別企画展「恐竜時代の植物展」を行う。

     ばらフェアは初開催。府内のパティシエやカフェが出店し、バラをイメージしたスイーツを提供するほか、売店ではバラのジェラートを販売する。バラのプリザーブドフラワーのワークショップ(要予約)も行われる。

     7月の特別企画展「恐竜時代の植物展」は国立科学博物館、兵庫県立人と自然の博物館、ドイツの玩具メーカー「シュライヒジャパン」と共同で開催する。各館所蔵のデルタドロメウスとトリケラトプスの化石の複製を展示するほか、高さ4メートルほどあるティラノサウルスやトリケラトプスの模型フィギュアを園内に配置する。約4億8千万年前の植物の化石のほか、恐竜が食していたとされる1億5000万年前から6600万年前の植物の化石も展示し、恐竜と植物の関係性を学ぶ。8月25日まで。

     10月は開園100周年記念祭が執り行われる。植物園は「今年ならではのイベントが盛りだくさんなので、この機会に訪れて植物に触れてほしい」と呼びかけている。
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■663 / 親記事)  空海が制作に携わった国宝に「ムラサキ」の染料 寺が所有
□投稿者/ 管理人 院生(668回)-(2024/05/21(Tue) 17:29:31)

    ら)図」(高雄曼荼羅)の綾地に、高価な染料である紫根(しこん)が用いられていることが分かったと、寄託を受ける京都国立博物館(京都市東山区)が20日、発表した。

     高雄曼荼羅は9世紀前半に淳和天皇の発願で制作されたと伝わる。いずれも約4メートル四方の「胎蔵界」「金剛界」の2幅で構成され、神護寺(右京区)が所有する。赤紫の綾地に、金泥と銀泥で諸仏を描き、大日如来の「慈悲」と「知恵」の世界を表しているとされる。2016年からの修理に伴い、神護寺で祭っていた繊維片の一部を分析した結果、古代の高級品に用いられた紫根と確定できたという。

     京博によると、紫根は絶滅危惧種「ムラサキ」の根で、平安時代の貴族の日記には、紫根を用いた「紅紫色」の染物がぜいたく品として朝廷の禁令の対象になった、と記されているという。大原嘉豊研究員(仏画)は「高雄曼荼羅制作の経緯は鎌倉時代後期の史料で分かっているが、高価な紫根をふんだんに使えるのは朝廷をおいて考えにくく、文献の記述を裏付ける」と話している。

     神護寺の谷内弘照貫主は「後白河法皇が『宗派の本尊』と称した曼荼羅。修理をきっかけに貴重な染料が使われていることが分かった」と話している。

     「金剛界」は現在、奈良国立博物館(奈良市)で開催中の「空海展」で展示されている。6月9日まで。
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■662 / 親記事)  1400株のバラ園が「過去最高の出来」 品種増やし色鮮やかに
□投稿者/ 管理人 院生(667回)-(2024/05/20(Mon) 19:25:11)

     約2千平方メートルのバラ園がある滋賀県彦根市開出今町の庄堺公園で、バラが見頃を迎えている。家族連れなど多くの見学者が訪れ、甘い香りや色鮮やかな花を楽しんでいる。

     バラ園では、マリアカラスやクイーンエリザベスなど127種1466株が栽培されている。今春の花は大きくて数も多く、管理する職員は「過去最高の出来」と自信を見せている。

     6月上旬までが見頃で、今月26日まで軽食やスイーツなどのキッチンカーが出店するバラCafeもある。親子で訪れた同県栗東市の会社員(24)は「ブランド品種が集まり、手入れも行き届き、すごく見応えがある」と満足そうに話した。

     バラ園は毎年、10種ほど新しい品種を増やしており、本年度はピクシーやフォーシーズンズなど12種を育てている。入園は無料だが、肥料の高騰もあり、来年の苗の購入費として「バラ募金箱」を設置し、協力を呼びかけている。

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■661 / 親記事)  見頃のバラ70種900本 人気写真スポットで愛犬撮影会
□投稿者/ 管理人 院生(666回)-(2024/05/20(Mon) 19:01:04)

     およそ70種類900本が見頃を迎えたガレリアかめおか(亀岡市余部町)のバラ園で19日、ペット犬の撮影を楽しんでもらうイベントが開かれた。市内外から訪れた犬好きの人たちが赤や白、黄色の花びらを背景に愛犬の姿をカメラに収めていた。

     バラ園は芝生ひろばの一角にあり、市都市緑花協会が管理している。普段から無料開放され、濃いピンク色の花びらが覆う幾重ものアーチなどが犬との写真に映えると評判を呼び、人気撮影スポットになっているという。

     今回のイベントは、施設の指定管理者かめおかコンベンションビューローがその人気に目を付け、新型コロナウイルス禍の屋外イベントとして2年前に始めた。犬と一緒に遊べる芝生スペースを用意したり、撮影に使えるいすなどの小道具を置いたりした。

     バラの見頃は6月上旬まで続きそうで、この日は花を目当てに来園する人も多くいた。

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■660 / 親記事)  京都府南部と奈良市の「花の寺」でご朱印巡り
□投稿者/ 管理人 院生(665回)-(2024/05/19(Sun) 19:06:00)

     飛鳥から奈良時代の高僧・行基とゆかりが深く、「花の寺」として知られる京都府木津川市と奈良市の三つの寺が、アジサイなどの花々を満喫しながら朱印を集める「切り絵ご朱印めぐり」を開いている。

     木津川市加茂町の岩船寺と、奈良市の西部に位置する霊山寺と喜光寺。霊山寺はバラ(5月上旬〜6月上旬)、岩船寺はアジサイ(6月上旬〜7月上旬)、喜光寺はハス(6月中旬〜7月中旬)が有名で、7月31日までの「ご朱印めぐり」期間中にそれぞれ見頃を迎える。

     3寺は行基とのゆかりや阿弥陀如来像があるなどの共通点から、今年、「行基菩薩(ぼさつ)ゆかりの花浄土霊場会」を結成した。新型コロナウイルス禍の収束を機に、各寺の魅力を広く発信するのが狙いで、初めての取り組みとして「ご朱印めぐり」を企画した。

     切り絵ご朱印は各千円。それぞれ拝観料が必要。全て参拝した人には住職らがしたためた書が入ったオリジナルうちわがもらえる。岩船寺の植村海宥副住職は「色鮮やかな花々を楽しみながら、仏法の世界に思いを寄せてほしい」と話した。

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■659 / 親記事)  古刹でクリンソウが見頃に 名前は仏塔の頂上にある「九輪」に由来
□投稿者/ 管理人 院生(664回)-(2024/05/19(Sun) 18:58:04)

     京都市左京区大原古知平町の古刹(こさつ)・阿弥陀寺でクリンソウが見頃を迎えている。そよ風に揺れる紫や白、黄色の小さな花を参拝者が写真に収めている。

     クリンソウはサクラソウ科の多年草で、府レッドリストの要注目種。名前は仏塔の頂上部の飾り「九輪」のように花が数段にわたり輪状に咲く様から由来する。

     同寺では30年ほど前からクリンソウを保護し、約100平方メートルの中庭で1500株ほどを育てている。今年は4月中旬から咲き始めたといい、青もみじと色鮮やかな花がコントラストを織りなしていた。

     見頃は今月末まで。中学生以上は拝観料500円が必要。
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■658 / 親記事)  宇治市で全国煎茶道大会始まる
□投稿者/ 管理人 院生(663回)-(2024/05/19(Sun) 18:55:31)

     京都府宇治市五ケ庄の黄檗宗大本山・万福寺で18日、全国煎茶道大会が始まった。国内外の流派の家元による茶席が設けられ、来場者は新緑が美しい境内を巡りながら茶を楽しんだ。

     同寺は煎茶中興の祖といわれる江戸期の黄檗宗僧侶・売茶翁(ばいさおう)とゆかりが深く、大会は境内に事務局を置く全日本煎茶道連盟が毎年開いている。67回目の今年は計17流派が参加。新型コロナウイルス禍で来日が滞っていた台湾の1流派も5年ぶりに訪れた。

     法堂や禅堂書院など境内各所に備えられた茶席で観光客や着物姿の人らがもてなしを受け、茶を味わっていた。

     煎茶道具を展示する「日本煎茶工芸展」も同時開催している。大会、工芸展ともに19日まで。有料。

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■657 / 親記事)  下鴨神社で葵祭締めくくる煎茶献茶祭 一滴一滴心込めた茶を祭神に
□投稿者/ 管理人 院生(662回)-(2024/05/19(Sun) 18:53:11)

     葵祭を締めくくる煎茶献茶祭が19日、京都市左京区の下鴨神社で行われた。新緑が雨にぬれて色濃さを増した境内で、小川流煎茶の小川後楽家元が神前に一煎を献じた。

     葵祭が無事に執り行われたことに感謝する後(あと)祭(まつり)。午前10時から神事が営まれ、本殿前の舞殿で小川家元が厳かな手前で一滴一滴心を込めて茶をいれ、同神社の東西の祭神にささげた。

     境内の参集殿には茶席が設けられ、小川家元考案の「双鶴手前」により、「舞鶴」と、江戸時代の禅僧で糺の森で茶を煮たとされる煎茶中興の祖、売(ばい)茶(さ)翁(おう)にちなんだ「鶴(かく)氅(しょう)」の2種の煎茶がふるまわれた。約150人の列席者は和やかに言葉を交わしながら、口中に広がる爽やかな茶味を楽しんだ。

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■656 / 親記事)  車折神社の三船祭、観月ありささんが船上で優美な「扇流し」披露
□投稿者/ 管理人 院生(661回)-(2024/05/19(Sun) 18:50:45)

     平安時代の船遊びを再現した車折神社(京都市右京区)の三船祭が21日、同区の渡月橋上流・大堰川で開かれた。同神社と縁が深い俳優の観月ありささん(46)が初参加し船上で優美な「扇流し」を披露した。

     宇多上皇が興じた船遊びにちなみ、1928年に始まった祭り。観月さんは長年にわたって同神社に参拝し、4月には「車折神社芸能文化振興会」の総裁にも就任した縁で参加した。

     新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催となった当日は、御座船などが晴天の下で航行し、国内外の観衆を魅了した。優雅な所作で扇を川面に流した観月さんは「この先何百年も続いてほしいお祭り。嵐山は何度も観光に訪れてきたが、改めて本当にすばらしく、きれいな場所だと感じた」と話していた。

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■655 / 親記事)  大津市の三井寺にある観音堂など5棟を重要文化財に
□投稿者/ 管理人 院生(660回)-(2024/05/18(Sat) 07:17:21)

     文化審議会が文科相に答申

     文化審議会は17日、明治時代後期に造られた別荘建築「對龍山荘(たいりゅうさんそう)」(京都市左京区)や室町時代中期の建造とされる「齋(いつき)神社本殿」(京都府綾部市)の京都2件、天台寺門(じもん)宗総本山・三井寺(園城寺)=大津市=で江戸時代に新造された「観音堂」など滋賀1件を含む計8件を重要文化財(重文)に指定するよう文部科学相に答申した。答申通り指定されると、建造物の重文は全国2582件(うち国宝231件)、京都府内は305件(同52件)、滋賀県内は190件(同22件)となる。

         ◇

     滋賀の1件は、三井寺の南院にある観音堂など5棟を対象とし、西国三十三所観音霊場の第十四番札所として広く庶民の信仰を集めてきた。

     観音堂は礼堂と正堂を合の間でつなぐ複合仏堂で、1689(元禄2)年に造営。札所参詣の隆盛に伴い、江戸後期以降、合の間の拡張や不動堂などの増築を含めて改修を重ね、現在の複雑かつ独特な平面構成となった。

     琵琶湖を望む高台には、1814(文化11)年に再建された総ケヤキ造りの札所鐘楼、西国・秩父・坂東札所の百観音を集めた百体堂のほか、眺望に優れた高床の観月舞台、茶所として使われた絵馬堂も残る。

     滋賀県文化財保護課は「観音堂をはじめとする札所伽藍は立地を含め特色ある景観をつくりだしている。近世の西国三十三所観音霊場の建築と信仰の形態を今に伝えるものとして、歴史的に価値が高い」としている。

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■654 / 親記事)  左京区にある明治期の別荘建築と京都府綾部市の神社本殿を重文に
□投稿者/ 管理人 院生(659回)-(2024/05/18(Sat) 07:14:59)

     文化審議会が答申

     文化審議会は17日、明治時代後期に造られた別荘建築「對龍山荘(たいりゅうさんそう)」(京都市左京区)や室町時代中期の建造とされる「齋(いつき)神社本殿」(京都府綾部市)の京都2件、天台寺門(じもん)宗総本山・三井寺(園城寺)=大津市=で江戸時代に新造された「観音堂」など滋賀1件を含む計8件を重要文化財(重文)に指定するよう文部科学相に答申した。答申通り指定されると、建造物の重文は全国2582件(うち国宝231件)、京都府内は305件(同52件)、滋賀県内は190件(同22件)となる。

     對龍山荘は南禅寺周辺に広がる近代別荘建築群の一つで、山号が「瑞龍山」の同寺に向き合うことから名付けられた。1896(明治29)年に薩摩藩出身の実業家・伊集院兼常(いじゅういんかねつね)の住居として建てられた後、呉服卸商の近江商人・市田弥一郎が東京の大工棟梁(とうりょう)・島田藤吉に増改築させ、1905年ごろに完成した。主屋を含む4棟が重文になる。

     主屋(建築面積464・35平方メートル)は木造一部2階建てで、伊集院の旧居と市田の増改築部分が合わさった造りのため、屋根が重層的で部屋ごとの趣も異なる。応接間「對龍台」は国名勝の庭園の池に張り出し、庭との一体感に加え、東山連峰・比叡山を借景とした眺望を演出する。2010年に家具・日用品販売大手のニトリホールディングスが取得し、同社の保養所となっている。

     齋神社本殿は綾部市南部にある一間社流造、板葺の神社本殿。平面は室町中期ごろの丹波地域の典型的な形式だが、珍しい意匠を多用している。つなぎ梁(ばり)を用いず、軒の支えと装飾を兼ねる「手挟(たばさみ)」を設置している点や、建物の桁を受ける実肘木(さねひじき)と虹梁(こうりょう)が一体化した部材などは、同時代では全国的に見て珍しいという。また、本殿の小屋裏には、表から見えない箇所に割り木を用いる中世的な要素も確かめられ、建立当初の部材が残る点も評価された。

         ◇

     京滋以外の新たな重文指定は、「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮(香川県琴平町)の社殿群や、東京拘置所内にある旧小菅刑務所庁舎(東京都葛飾区)など。法隆寺金堂(奈良県斑鳩町)で保管されている建立当時などの古材の国宝追加も答申に盛り込まれた。重要伝統的建造物群保存地区では新潟県佐渡市の小木町など2地区の選定を求めた。保存地区は129となる。
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■653 / 親記事)  台風で流出していた京都府南部の「流れ橋」が通行再開
□投稿者/ 管理人 院生(658回)-(2024/05/18(Sat) 07:12:57)

    昨年8月の台風で橋板や橋桁が流出した、京都府の木津川にかかる上津屋橋(流れ橋)の復旧工事がおおむね完了し、17日に通行が再開された。住民らが約9カ月ぶりに橋を渡った。

     流れ橋は八幡市と久御山町をつなぐ木造橋。全長356・5メートル、幅3・3メートル。橋板などが橋脚とワイヤでつながり、増水時に外れる仕組みになっている。昨年8月の台風7号による雨で2019年以来4年ぶりに流出した。橋を管理する府は今回の工事に合わせて、風雨で傷んだ部材も交換した。総工費は約1億円。

     この日は午後3時に橋のたもとの柵が撤去され、両岸から市民ら30人以上が歩いたり、自転車を押したりして渡った。

     府は周辺で工事用の足場などの撤去を続けており、河川敷は長ければ6月中旬まで立ち入り禁止となる。
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■652 / 親記事)  花街の華やかで貴重な品々が文化伝える 祇園に芸術資料館オープン
□投稿者/ 管理人 院生(657回)-(2024/05/18(Sat) 07:09:29)
□U R L/ http://gion-museum.com/

     京の花街文化を伝える「祇園 花街芸術資料館」が、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場内にオープンした。芸舞妓が舞台で着る華やかな衣装や花かんざしなどを常設展示し、京舞の鑑賞や芸舞妓との記念撮影もできる。

     歌舞練場本館が耐震改修を終えたのを機に隣接する八坂俱楽部の建物を活用し、15日オープンした。目的地を設けて祇園界わいの観光客による混雑を軽減し、修学旅行生の関心を高めて舞妓のなり手を増やすほか、耐震改修の借入金返済に向けた収益の安定化も期待する。八坂女紅場学園の杉浦京子理事長が館長を務める。

     17日、メディア向けの見学会で館内が公開された。常設展示は、都をどりなどを彩った手描き友禅の着物や西陣織の帯、舞妓の月替わりの花かんざし、化粧道具などが多数並ぶ。

     正装の黒紋付といった貴重な品もあり、花街のしきたりや日常の写真とともに、みやびで深遠な世界へ誘う。

     2階の舞台では、1日4回、芸妓や舞妓が井上流の京舞を披露する。出演した芸舞妓と記念写真も撮れる。歌舞練場本館を見学し、舞台に立つこともできる。資料館に面した池泉庭園は日没直前からライトアップしている。

     資料館は午前11時から午後8時まで。水曜と舞踊公演中などは休館。入館料は一般1600円、高校生以下800円、修学旅行の小中学生は400円。京舞の鑑賞や記念撮影は別途料金が必要。詳しくは資料館のホームページで。
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■651 / 親記事)  京都府福知山市のチューリップ総選挙、最多得票はどの品種だ
□投稿者/ 管理人 院生(656回)-(2024/05/18(Sat) 07:00:26)

     京都府福知山市猪崎の三段池RAVIHOUSE植物園が、「推し」の品種を選ぶ「チューリップ選抜総選挙」の結果を発表した。ピンク色の淡い花びらが幾重にも重なった「乙女のドレス」が最多得点を獲得。来春の中央花壇で、最も目立つ「センター」を飾る。

     総選挙は4月に行った。来園者501人が、花壇で咲く28種のチューリップの中から、1〜3位を選んで投票。各品種で得点を競った。

     乙女のドレスは58人から1位に選ばれ、計272点を得た。芦田修司園長(66)は「きれいな八重咲き品種でドレスのような珍しい形状。多くの人の目を引いたのでは」と分析している。

     2位はチアリーダー(247点)、3位ははちみつミルク(191点)だった。同園インスタグラムで上位10位を紹介している。
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■650 / 親記事)  北区雲ケ畑で希少な「ベニバナヤマシャクヤク」観察会 6月、参加者募集
□投稿者/ 管理人 院生(655回)-(2024/05/16(Thu) 17:52:39)

    2024/05/16(Thu) 18:17:53 編集

     京都市北区雲ケ畑地域で活動する市民団体「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」は、府絶滅寸前種のベニバナヤマシャクヤク観察会を、6月1日に催す。

     案内者による解説を聞きながら約2・5キロを歩き、開花時期を迎えたベニバナヤマシャクヤクや山あいに咲く植物を見学する。

     当日は午前9時半に足谷小屋前に集合。近くの岩屋橋までは、地下鉄北大路駅近くを午前8時40分に出発する「もくもくバス」を利用できる。足谷小屋近くに駐車も可。詳細は会のホームページにも記載、雨天時の中止判断もホームページに掲載する。

     参加費500円。申し込みは会の安田さんのメールyasudaimonji@gmail.comへ。氏名、緊急連絡先、会員か非会員かの別、交通手段を明記のうえ申し込む。先着約60人。

    _/_/_/

    美山かたり
    https://miyamanavi.com/column/detail/id=389

    8000本の群生!『絶滅寸前種』ベニバナヤマシャクヤクの鑑賞会

    鑑賞会について

    日程:春の鑑賞会 例年5月中旬〜下旬の土・日曜日2日間のみ
       秋の鑑賞会 例年10月上旬の日曜日1日のみ
    時間:いずれも10時〜15時まで
    場所:京都府南丹市美山町内久保
    参加方法:内久保公民館にて受付、ご予約不要
    お一人300円の保全協力金をお願いします。

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■649 / 親記事)  京都ゆかりの工芸作家の作品展 邸宅「和中庵」で19日まで
□投稿者/ 管理人 院生(654回)-(2024/05/16(Thu) 17:44:41)

     京都にゆかりのある工芸作家でつくる団体「工芸美術 創工会」の作品展が13日、京都市左京区のノートルダム女学院中高内の邸宅「和中庵」で始まった。伝統技術の新たな表現を探究した力作37点が来館者の目を楽しませている。

     和中庵での展示は2020年から始まり、これまで秋に企画してきた。今回、庭から映える青もみじを楽しんでもらおうと5月に開催した。

     作品は洋室のほか、和室の畳や縁側にも展示している。放射線状にいくつもの筋が入り、光に当たって輝く円形の陶器や、波打った薄いヒノキの板に蒔(まき)絵(え)の技法で金銀の直線や半円といった幾何学模様をほどこした漆芸品などが並ぶ。

     19日まで。午前10時〜午後5時(最終日は4時)。無料。

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■648 / 親記事)  観光でにぎわう京都市に「宿泊施設ブーム」再び到来か
□投稿者/ 管理人 院生(653回)-(2024/05/16(Thu) 17:40:41)

     廃業続いたゲストハウスが増加に転じる

     京都市内で営業するゲストハウスや一棟貸し、ペンションなどの簡易宿所が、2023年度末時点で2814施設となり、5年ぶりに増加に転じたことが分かった。新型コロナウイルス禍を経てインバウンド(訪日客)が急回復し、簡易宿所が再び広がり始めた。

     簡易宿所は旅館業法に基づく宿泊施設で、住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく民泊物件とは違って営業日数に制限がない。市がまとめた「宿泊施設数の推移」(速報値)によると、簡易宿所は23年度中に176施設が廃業、新規の許可が196施設で、20施設増えた。市がデータを公表している16年度以降のピークは19年度の3337施設。

     京都市内ではコロナ禍にホテルや民宿、民泊を含む宿泊施設の閉鎖や撤退が相次いだ。20〜22年度の3年間で簡易宿所は計310施設も減少した。

     だが訪日客の急回復とともに宿泊需要も元に戻り、再び開業や新設が目立ち始めた。日本簡易宿所・民泊協会(大阪市)によると、宿泊施設は全国の都市で増加傾向だが、京都は「大規模な施設より一棟貸しの町家など中小規模のものが増えているとみられる」(後藤淳代表理事)という。

     特に新規開業する簡易宿所は高価格帯の施設が目立ち、コロナ禍前に多く見られた格安施設は影を潜める。訪日客が増える中、京都の宿泊業界は新たな競争時代に突入しつつある。
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■647 / 親記事)  「中興忌梵網会」に向けて、奈良市の唐招提寺で準備
□投稿者/ 管理人 院生(652回)-(2024/05/15(Wed) 18:33:00)

     心を込めハート形うちわ作り 5月19日の伝統行事

     「うちわまき」で知られる19日の伝統行事「中興忌梵網会(ぼんもうえ)」に向けて、奈良市五条町の唐招提寺ではハート形のうちわ(宝扇)作りが進められている。

     同行事は鎌倉時代の同寺中興の祖・覚盛(かくじょう)上人が蚊を殺そうとした弟子を戒めた故事にちなみ、上人の死後に蚊を払う宝扇を供えたのが始まり。宝扇は「千手観音」と「烏枢沙魔明王(うすさまみょうおう)」の真言が書かれ、魔よけなどのご利益があるとされる。

     14日は寺の僧侶と職員計3人が作業。長さ約40センチに加工した竹軸の先の枠に和紙を貼ると、丁寧に切ってハート形に仕上げ、「ボテ」と呼ばれるワラの台に1本1本挿していった。作業は1月ごろから始まり、計3千本を準備する。

     行事当日は午後1時から法要、舞楽の奉納がある。うちわまきは午後3時から、約200本のうちわを4回に分けてまく。参加券は午前9時から、南大門付近で先着200人に配布する。安全に配慮し、参加対象は20〜60歳の健康な人。このほか抽選で400本を授与。抽選券は午前9時から午後2時半まで、金堂正面参道で配布する。

     松浦俊昭副執事長は「世界中の紛争や正月の震災で心を痛めている方も多いと思う。利他の心で全世界の人々の安寧も祈念していただければ」と話す。

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■646 / 親記事)  京都市内の主要ホテル
□投稿者/ 管理人 院生(651回)-(2024/05/15(Wed) 18:17:51)

     日本人の延べ宿泊数が25・7%減 外国人は75・9%の大幅増 3月

     京都市観光協会が発表した3月の市内主要ホテルの客室稼働率は、前年同月比2・6ポイント増の81・1%だった。物価高やサクラの開花の遅れにより国内客は伸びなかったが、為替の円安などでインバウンド(訪日客)需要が大きく伸びた。

     日本人延べ宿泊数は39万479泊。昨年の全国旅行支援の反動もあって25・7%減少した。一方、外国人延べ宿泊数は75・9%増の56万4223泊と大幅に増えた。総延べ宿泊数の外国人比率は59・1%で、2014年の統計開始以降では19年4月の60%に次いで2番目に高かった。国・地域別では、米国が最多の23・4%で、中国12・3%、台湾9・2%が続いた。

     旅館の稼働率は4・5ポイント上昇の60・3%だった。

     同協会は4月の客室稼働率について、サクラの見頃に合わせて宿泊日を3月から振り替える動きもあったとみて、高水準の82・4%を予測する。ただ、人手不足のため単価を上げて稼働率を抑えるホテルが増えていることから、5月以降はコロナ禍前の19年を下回る見通しという。

     調査は112ホテル、25旅館が対象。

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■645 / 親記事)  京都三大祭りの葵祭 総勢500人の優美な王朝絵巻
□投稿者/ 管理人 院生(650回)-(2024/05/15(Wed) 18:15:14)

     京都三大祭りの一つ葵祭が15日、京都市内で行われた。平安装束姿の総勢約500人が新緑の都大路を行列し、王朝絵巻さながらの光景を繰り広げた。

     行列は平安王朝を再現した「路頭の議」と呼ばれ、京都御所(上京区)を出発し、下鴨神社(左京区)で神事を行った後、上賀茂神社(北区)への約8キロを練り歩いた。先頭から最後尾まで1キロにも及ぶ優美な大行列。
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■644 / 親記事)  平安時代創建の寺に白砂の庭完成 五体の仏イメージ、浄土の世界表現
□投稿者/ 管理人 院生(649回)-(2024/05/14(Tue) 16:33:27)

     平安時代に創建された安祥寺(京都市山科区)が、国宝・五智如来坐像(京都国立博物館寄託)に由来する庭「五智遍明庭(ごちへんみょうてい)」を新たにつくった。庭の中央には五体の仏をイメージした岩を置き、大日如来のいる「密厳(みつごん)浄土」の世界を表現しているという。

     庭は客殿の廊下から全体を望むことができ、幅約15メートル、奥行き11メートル。美しく整えられた白砂に、大日、阿閦(あしゅく)、宝生、阿弥陀、不空(ふくう)成就(じょうじゅ)の五仏を表した岩を置いた。しだれ桜や松が周囲に植えられている。

     安祥寺は空海の孫弟子で中国・唐に留学した真言宗の僧・恵運(えうん)が848年に開いた。五智如来は山上にあった多宝塔に置かれたとみられる。由緒はあるものの檀家がおらず、明治時代以降は境内が荒れて参拝を受け入れられない状況が続いていた。

     2019年、五智如来の国宝指定を機に開かれた寺を目指そうと、藤田瞬央住職が境内の整備に着手した。京都の観光振興を手がけるJR東海の支援により作庭した。

     藤田住職は「五智如来があまねく周りを照らしていた安祥寺のかつての姿を再現した。ぜひ見に来てほしい」と話している。

     一般拝観の予定日は5月18、19日、6月8、9、16、17日。拝観料500円。重要文化財の十一面観音菩薩立像も見られる。
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■643 / 親記事)  久御山町の神社にピンク色「どこでもドア」がなぜ登場?
□投稿者/ 管理人 院生(648回)-(2024/05/14(Tue) 16:30:48)

     ユニークな試み続々…SNS炎上防止お守りも

     古樹の茂る参道を抜けた先に、ピンク色の不思議なドアが現れる―。人気アニメ「ドラえもん」のひみつ道具「どこでもドア」を思わせる扉が、京都府久御山町森の玉田神社に設置された。参拝者はノブを引いて扉をくぐったり、記念撮影をしたりして楽しんでいる。

     玉田神社は710(和銅3)年、元明天皇の命で創建されたと伝わり、方除けの守り神として知られる。火難除けの神社でもあることから「SNS炎上除御守」を製作するなど、ユニークな試みを行っている。

     ドアは高さ約2メートルで、拝殿前にある。どこでもドアのようだが、その名は「夢の扉」。野口貴子禰≠ヘ「どこでもドアをくぐると違う世界につながるように、新しい世界への第一歩につながる場になれば」と狙いを話す。

     同様の試みが全国で行われているのをヒントに、玉田神社が製作しようとしていたところ、城陽市寺田の建築会社「田中建築」が「いつもお世話になっているので」とプレゼントした。境内には4月に設置された。

     どこでもドアをイメージしたデザインであるが、子どもたちからは「(新海誠監督のアニメ映画)『すずめの戸締まり』の扉みたい」との声も寄せられているという。野口禰≠ヘ「(映画のキャラクターの)3本足のイスでも置かないといけないのかな」と笑う。

     玉田神社では夏越しの大祓(おおはらえ)に合わせ、6月上旬から1カ月ほど茅の輪も設置する。扉と合わせてくぐりに来てと呼びかけている。
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■642 / 親記事)  大久保利通が京都で用いた旧邸「見取り図」に専門家ビックリ
□投稿者/ 管理人 院生(647回)-(2024/05/14(Tue) 16:28:23)

     子孫が保管、明治維新に向けた「密談」逸話も裏付け

     大久保利通が幕末に京都で用いた旧邸(京都市上京区)の見取り図が、子孫の大久保家に残っていることが分かった。写真データで図面を確認した京都の歴史研究家は「こんな資料があって驚いた。大久保や家族の生活の場と、維新につながる『仕事』の場の関係がよく伝わる」と話す。

     旧邸は1866(慶応2)年から68(明治元)年まで用いられ、茶室「有待庵」は薩長同盟が結ばれた小松帯刀の邸宅「御花畑」から大久保邸へ移されたとされる。大久保家の子孫によると、見取り図は利通の三男・利武から代々、利通のひ孫に当たる利泰氏まで受け継がれた。中京区の原田良子さん(57)が2023年春、大久保家から図面の写真データの提供を受け、確認した。

     原本は縦39・4センチ、横27・3センチ。欄外に「原 大久保利通侯之𦾔(旧)屋敷地」とあり、「上京區(区)石薬師通寺町東入南側」の住所、「六拾八坪三分四厘(68・34坪)」の広さが記される。主屋の間取りを8畳、6畳、4畳半の部屋が計五つあると示し、南側に茶室を描く。茶室そばには岩倉具視や西郷隆盛、木戸孝允らの名を列挙し、「当時之勤王諸氏蜜(密)談場所ニシテ殊ニ錦旗調製セシ場所蜜室ナリ」と朱書きする。

     見取り図について、原田さんは、この茶室で明治維新に向けた密談が行われたという逸話を裏付けるとした上、旧薩摩藩士の大山巌が密談に入れず別の部屋で待っていたと述懐している点にも触れ、「旧邸の利用実態を裏付ける」とする。

     明治維新史の青山忠正・佛教大名誉教授は、大久保家の所有を離れた旧邸を利武が再び入手し、公開を始めた大正時代初期ごろに製作された図面とみる。「主屋の構造や茶室との位置関係はよく分かっていなかった。文献資料が示す旧邸の内実をよく理解できる資料だ」と話している。

     茶室「有待庵」は原田さんらが2019年に大久保旧邸跡で残存を確認した。現在は解体され、京都市が移築を計画している。
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■641 / 親記事)  小塩山に春の「女神」と「妖精」 京都府の貴重な動植物
□投稿者/ 管理人 院生(646回)-(2024/05/13(Mon) 08:19:47)

     柔らかな日差しを浴び、薄紫色の花びらを反り返らせた花が林床いっぱいに咲き誇る。ひらひらと舞うしま模様のチョウが一輪に止まり、蜜を吸った。 

     西山連峰の小塩山(京都市西京区大原野)。4月中旬、「春の妖精」と呼ばれるカタクリの花の群生地に「春の女神」の異名を持つギフチョウが訪れた。

     ともに京都府の絶滅危惧種。ギフチョウは府天然記念物でもあり、府南部では小塩山のみで生息が確認されている。昨年11月には地域個体群として初めて「指定希少野生生物」に追加された。指定に伴い、捕獲や採取に罰則が科されるようになった。

     かつては各地の里山で妖精に女神が降臨する光景が見られたが、人の営みとともに環境は変わった。高度成長期の燃料革命で薪や炭から電気やガスにエネルギーが転換すると、クヌギやコナラの薪炭林は荒廃したり、スギ・ヒノキの人工林に置き換わったりして姿を消していった。

     小塩山ではボランティア団体「西山自然保護ネットワーク」がわずかに残った生息地を保全してきた。共同代表の中川光博さん(69)は「薪炭林の環境を守り、獣害を防ぐのが活動の2本柱」と話す。

     シカやイノシシによる食害を受け、2008年から山頂(642メートル)付近の斜面にネット柵を設置し、日照を遮る常緑樹を間伐したところ植生が回復してきた。局地的に里山の自然がよみがえる。柵の内側では生き物がドラマを繰り広げる。

     ギフチョウの成虫はポリネーター(花粉媒介昆虫)としてカタクリの花の受粉を手助けする。吸蜜(きゅうみつ)して養分を得て交尾。幼虫の食草であるミヤコアオイが芽吹くと、葉の裏に産卵し、次の世代へと種を託していく。はかない命が生き、生かされている。
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■640 / 親記事)  世界遺産・下鴨神社で「御蔭祭」 新しく生まれた神霊を迎える儀式
□投稿者/ 管理人 院生(645回)-(2024/05/13(Mon) 08:15:25)

     葵祭(15日)の前儀として、新しく生まれた神霊を下鴨神社(京都市左京区)へ迎える「御蔭祭(みかげまつり)」が12日に行われた。境内の糺の森では神をたたえる舞楽「東游(あずまあそび)」が披露された。

     午前11時すぎ、同区上高野にある御蔭神社で冠にフタバアオイを飾った神職が新たな神霊「荒魂(あらみたま)」を榊(さかき)に移して櫃(ひつ)に納める御生(みあれ)神事を厳かに執り行った。神職や氏子らが境外摂社・赤の宮神社に立ち寄った後、神霊を「神)馬(しんめ)」の馬上に移すと、曇り空の下、約260人の行列が下鴨本通などを南下した。

     午後3時半ごろ、下鴨神社に到着した一行は、新緑に包まれた糺の森を進んだ。神域の「切芝(きりしば)」で神事に臨み、雅楽が響く中、神霊をいただく神馬の前で舞人(まいびと)6人が優雅に舞った。

     運ばれた神霊は本殿で祭神と一体となり、葵祭の当日を迎える。
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■639 / 親記事)  蔵の「源頼朝」武者人形を初公開
□投稿者/ 管理人 院生(644回)-(2024/05/09(Thu) 20:25:45)

     滋賀県日野町の商家に伝わる豪華品

     日野売薬の創始者だった商家に伝わる江戸時代末期の武者人形が滋賀県日野町に寄贈され、同町の近江日野商人館で初公開されている。来館者が豪華でりりしい人形に見入っている。

     武者人形は、日野を拠点に薬を売って歩いた正野玄三の子孫が1859(安政6)年に長男の初節句で京の人形師に作らせた。源頼朝が富士山の麓で巻狩をした様子を再現し、北条時政などの人形9体、馬、よろい、かぶとなどがそろう。

     同館は人形の持ち主の依頼で保管してきたが、4月下旬に町への寄付が正式に決まり、展示することにした。会場には、安政期に日野商人の支援を受けた京都の日本画家塩川文麟が武者人形を見て巻狩の様子を描いた絵画も並べる。満田良順館長(77)は「財力のある日野商人の家ならではの貴重な品々」と話す。31日まで(火曜休館)。入館料が必要。
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■638 / 親記事)  光源氏モデルの平安貴族、もう一つの家あった?
□投稿者/ 管理人 院生(643回)-(2024/05/09(Thu) 20:20:12)

    中京区の発掘調査、手がかりになった遺物とは

     光源氏のモデルとされる平安貴族の邸宅が、現在の島津製作所敷地(京都市中京区西ノ京)にあった―。平安時代初期の貴族・源融の邸宅「河原院」が源氏物語の主人公・光源氏の六条院のモデルとして知られるが、文献にない源融のもう一つの邸宅が明らかになった。手がかりは「きらーん」と光る遺物。京都市考古資料館(上京区)の山本雅和館長が講演し、考古成果に基づく考察を語った。

     山本さんは2017年、島津製作所の発掘調査に関わり、平安初期で最大級の貴族邸宅建物跡を見つけた。公表時は源融邸と断定しなかったが、合わせて大量に出土した緑釉陶器の評価が裏付けの一つとなった。父の嵯峨天皇ら一部しか所有していない最上級の逸品と分かったからだ。

     「緑釉陶器には上等なものとそうでもないものがあって、違いが明らかになった。出土品は嵯峨天皇の冷然院で見つかった緑釉陶器と同じように『きらーん』としていた」

     また、天皇の意思や命令を意味する勅旨の「旨」を刻印した瓦が出土した状況も、講演で解説があった。山本さんによると、長岡京を経て平安京でも用いられた遺物で、この地に遷都当初(794年)から巨大邸宅があったことを示唆する。源融(822〜95年)以前の家主が想定され、「親王時の嵯峨天皇かもしれない。天皇になる時に(邸宅を)息子へ譲ったといった想像も働く」とした。

     講演は4月20日、同館の「紫式部の平安京展」(6月23日まで)の関連行事として催され、約30人が聞いた。

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■637 / 親記事)  長岡京市でスイレンが見ごろ 「6月中は楽しめそう」
□投稿者/ 管理人 院生(642回)-(2024/05/09(Thu) 20:15:27)

     夏本番を思わせる高温が続く中、スイレンの涼やかな白い花が見頃を迎えた。八条ケ池西池(京都府長岡京市天神2丁目)では、例年と比べ1カ月ほど早く開花し、来場者を驚かせている。

     西池のスイレンは、1998年の改修事業で「カキツバタ園」を整備した際に併せて植えられた。花は朝に目覚めるように開き始め、夕方には眠るように閉じる。

     花を楽しみに訪れた年配の男女は「アヤメやカキツバタ、キショウブが、もう同時に花の終わりを迎えている。スイレンの開花も早過ぎる」と驚いた様子。スイレンは開花期間が長いため、市商工観光課は「終わるのも早くなりそうだが、6月中は楽しめそう」と見込んでいる。
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■636 / 親記事)  明日香村、高松塚古墳壁画・西壁男子群像の“杖”「ポロ」のマレット
□投稿者/ 管理人 院生(641回)-(2024/05/08(Wed) 17:17:37)

     橿考研の中村氏「唐の壁画と共通点」史資料検討し独自見解

     奈良県明日香村の国宝・高松塚古墳壁画(7世紀末〜8世紀初め)の西壁男子群像が手にする杖状の持ち物は、ポロのマレット(スティック)ではないか―。中国・唐や中央アジアの壁画と史資料を検討し、そんな説を県立橿原考古学研究所(橿考研)の中村健太郎主任企画員(中央ユーラシア史)が発表した。これまでマレットとみる見解もあったが、証拠を示して論じたのは初めて。

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■635 / 親記事)  奈良公園で今年最初の子鹿誕生
□投稿者/ 管理人 院生(640回)-(2024/05/07(Tue) 17:52:01)

     奈良市の奈良公園で、今年最初の鹿の赤ちゃんが確認され、「奈良の鹿愛護会」が7日発表した。

     子鹿は雌で体長約56センチ、体重3・6キロ。5日午後4時半ごろ、国天然記念物「奈良のシカ」の保護施設「鹿苑(ろくえん)」で子鹿が生まれているのを同会職員が見つけた。

     同会は子鹿の保護と人とのトラブル防止のため、4月上旬から妊娠した雌鹿を鹿苑に保護しており、現在、83頭が暮らしている。出産の最盛期は5〜6月で毎年、奈良公園で200頭前後の子鹿が誕生する。鹿苑で出産した子鹿は7月下旬に奈良公園に放す予定。

     同会は「子鹿を見かけた時は、少し離れた場所から温かく見守っていただきたい」と呼び掛けている。

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■634 / 親記事)  滋賀県出土の指定文化財を中心に / 安土城考古博物館
□投稿者/ 管理人 院生(639回)-(2024/05/07(Tue) 17:49:56)

    ■滋賀県立安土城考古博物館(滋賀県近江八幡市) 春季特別展「稀品・逸品 滋賀県出土の指定文化財を中心に」(4月27日〜5月26日。7、13、20日休館)

    ▼県内の遺跡で発掘した考古資料から、国の重要文化財や県と市の指定文化財を中心に紹介。旧石器時代から近世初頭までの出土品を展示

    ▼午前9時〜午後5時

    ▼900円

    ▼11日午後1時半から関連講座「大岩山銅鐸と近江の弥生社会」。講師は伊庭功・同館前学芸課長。

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■633 / 親記事)  「わたしの打った能面」披露、大津の伝統芸能会館
□投稿者/ 管理人 院生(638回)-(2024/05/07(Tue) 17:46:30)

     能面作りの愛好家が出品する「わたしの打った能面」展がこのほど、大津市の市伝統芸能会館で開かれた。プロが丁寧に彫り込んだ作品から、初心者の面まで55点を紹介した。

     今回で25回目。京都や滋賀、兵庫の55人が1点ずつ出展した。庶民的で艶っぽい女性をモチーフにした「近江女」や、平家物語に登場する平知盛の怪士系の面「三日月」など表情豊かな作品が並び、来場者は真剣なまなざしで見入っていた。

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■632 / 親記事)  信仰の島「竹生島」の宝厳寺、開山1300年記念の企画展
□投稿者/ 管理人 院生(637回)-(2024/05/07(Tue) 17:40:34)

    2024/05/07(Tue) 17:43:46 編集

     長浜城歴史博物館(滋賀県長浜市公園町)は、琵琶湖に浮かぶ竹生島(同市)の宝厳寺(ほうごんじ)の開山1300年を記念した企画展を開いている。織田信長や長浜の町を開いた豊臣秀吉の朱印状など貴重な資料計52点を展示して国内屈指の聖地だった島の歴史を紹介している。

     島は西国三十三所や弁才天の聖地として古くから信仰を集めてきた。同寺は奈良時代の724年、聖武天皇の命によって開かれたとされる。国宝の唐門は元は大坂城にあったとされ、秀吉時代の大坂城の唯一の建物と考えられている。

     寺に伝来する「竹生島文書」は3100点以上に及び、うち312点は国の重要文化財(重文)に指定されている。企画展では、島と武将の関係や江戸時代の民衆の竹生島信仰に焦点を当て、同文書を中心に展示している。

     重文の「足利尊氏地頭職寄進状」は、室町幕府を開いた尊氏が1345年に幕府の安泰を祈って竹生島に土地の収入権利を与えた寄進状で、島はその後、足利家の祈願寺となった。

     「織田信長朱印状」(重文)は、信長が島の建物や寺領の保護を伝えた1573年の朱印状。この時、信長と北近江の戦国武将、浅井長政との戦いはヤマ場を迎えており、島が浅井氏から信長の保護下に入っていることが分かるという。その他、豊臣秀吉の朱印状も出されている。

     竹生島に弁才天信仰がもたらされたのは平安時代ごろとされ、江戸時代になると多くの巡礼者でにぎわったという。

     「竹生嶋出現尊像(たけおしましゅつげんそんぞう)」は19世紀の作で、竹生島の弁才天を描いている。弁才天の周りには従者の「十五童子」や、弁才天と同じく豊かさをもたらす「大黒天」が配されている。上部には島に祭られている龍神も描かれ、多様な竹生島信仰がうかがえる。

     6月9日まで(月曜と5月7日は休館)。午前9時〜午後5時。11日午後1時半から展示説明会がある。入館有料。同博物館0749(63)4611。

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■631 / 親記事)  「大仏鉄道」廃線跡を歩こう 11日に「大仏鉄道ウォーキング」
□投稿者/ 管理人 院生(636回)-(2024/05/07(Tue) 17:37:18)

     かつて加茂駅(京都府木津川市)と奈良駅(奈良市)を結んでいた「大仏鉄道」の廃線跡を、シールを集めて巡る「大仏鉄道ウォーキング」が11日に開かれる。約110年前にわずか9年余りで廃止され、「幻の鉄道」と呼ばれる古跡をたどる。

     JR木津駅東口から出発し、れんがをアーチ状に組み合わせた「梶ケ谷隧道」や、花こう岩の石積みの「鹿背山橋台」など10カ所を回る。住民グループ「大仏鉄道研究会」のメンバーが4カ所でポイントガイドを行う。

     午前8時45分から10時45分までに受付をし、午後1時までに約6・5キロの道のりを完歩する予定。先着500人に「完歩賞」が贈られる。事前申し込みは不要で参加費500円(小学生以下無料)。問い合わせは木津川市観光協会0774(39)8191。
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■630 / 親記事)  漆黒の床板に映る新緑 名刹で「床みどり」の季節到来
□投稿者/ 管理人 院生(635回)-(2024/05/07(Tue) 17:30:19)

     新緑のカエデが床に映り込む「床みどり」の季節が、京都市左京区の実相院に今年も巡ってきた。涼やかな風が吹く中、参拝者は漆黒の床板を染める鮮やかな緑色に見入っている。

     床みどりが見られるのは客殿の「滝の間」。開かれた襖(ふすま)越しに見える木々が、磨き込まれた床板に映る。同院によると、例年より半月ほど早く、4月上旬に芽吹き始めた。雨天時はより緑が濃くなり、梅雨時期が最も美しく見られるという。

    午前9時〜午後5時。拝観料が必要。
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■629 / 親記事)  上賀茂神社で「賀茂競馬」 乗馬発祥の地、勝ったのは?
□投稿者/ 管理人 院生(634回)-(2024/05/06(Mon) 18:36:47)

     日本の乗馬発祥の地とされる京都市北区の上賀茂神社で5日、伝統行事「賀茂競(くらべ)馬(うま)」が開かれた。初夏の晴天の下、2頭の馬が競いながら芝を駆け抜け、約5千人の観客の視線をくぎ付けにした。

     五穀豊(ほう)穣(じょう)を願う宮中行事を1093(寛治7)年に神社に移して始まったとされ、葵祭(15日)の前儀ともいわれている。

     「競(きょう)馳(ち)」は午後2時半ごろから始まり、2頭ずつ計6組の馬が乗(のり)尻(じり)と呼ばれる騎手の巧みなむちさばきで約200メートルの馬場を地響きを立てて疾走した。

     乗尻は赤の装束の「左(さ)方(かた)」と黒の「右(う)方(かた)」に分かれ、左方が勝った年は豊作とされており、今年の結果は左方の4勝1敗1分けだった。
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