京都市中京区の二条城で1日、重要文化財・本丸御殿の一般公開が18年ぶりに始まった。保存修理と耐震工事を終えた旧宮家の御殿建築を鑑賞するため、遠方からも見学客が訪れ、数多くの障壁画など優美な室内装飾に目を細めていた。
観覧は少人数制で、午前9時半に最初の9人が見学した。壁が金箔(きんぱく)貼の御書院「一の間」、絵師の狩野永岳が手がけた松鶴図が目を引く御常御殿「松鶴の間」などを巡った。雲や鶴を表した唐紙のふすま、大正期のランプを随所に用い、来場者は近代の宮廷文化を感じていた。
本丸御殿は江戸期に天明の大火で焼失し、現在の建物は1894年に桂宮御殿を移築したもの。明治から大正にかけて皇太子らの宿泊所として使われた。阪神大震災で建物がゆがみ、2006年度から強度不足のため非公開としてきた。
本丸御殿は通年公開で、二条城ホームページでチケットの事前購入が必要。入城料(一般800円)に加えて同千円の別料金がかかる。
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