京都府京田辺市は、同市薪山垣外の「天理山古墳群」で2021年に前方後円墳と判明した「3号墳」の全長が、82メートルと確定したと発表した。前方部・後円部ともに3段で構築されていることも分かった。
天理山古墳群は4世紀後半ごろに築造された古墳で構成される。従来は円墳と考えられていたが、21年の調査で1号墳と3号墳が前方後円墳、4号墳が前方後方墳と判明した。
今回は、3号墳の前方部と、方形から円形へのくびれ、後円部の3カ所を調査した。盛り土表面の葺石(ふきいし)最下段に置かれた基石や、土質の変わる境界などから全長を82メートルと確定。平坦部と斜面の構造などから、前方部・後円部ともに3段で構築されたとした。年代は、出土した埴輪(はにわ)から古墳時代前期末(400年ごろ)と判明した。後円部から出土した埴輪の一つは直径37センチと大きく、破片から朝顔型埴輪の可能性もあるという。
天理山古墳群が前方後円墳などと判明した後、市は保全に向けて一帯の土地を購入。22年11月に、同古墳群を含む「綴喜古墳群」として国の史跡に指定された。市は今後、史跡に親しむ広場や公園としての整備も視野に入れており、1号墳と4号墳についても範囲を特定する調査を進めていく。
現地説明会は13日午前10時〜正午と午後1時〜2時。小雨決行。駐車場はない。問い合わせは市文化・スポーツ振興課文化財保存活用係0774(64)1300。
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