京都府長岡京市、23年度の発掘調査
長岡京市埋蔵文化財センターの調査成果報告会が9月14日、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館であった。緑釉陶器の甑(こしき)(蒸し器)が発掘された調査など、昨年度の主要な成果が紹介された。市民約60人が参加した。
14カ所で実施した発掘調査のうち、7カ所について、同センターの中島皆夫事務局長と鈴木千怜主事が、発掘現場の写真や絵を見せながら解説した。
長岡京跡左京第673次調査では、長岡京時代の宅地内溝や暗渠(あんきょ)、建物の柱穴などが発見された。建物内には甕(かめ)の据え付け穴があり、倉庫や作業場として使われたとみられるという。柱穴からは甑のほか、底に「神五」と書かれた漆の椀(わん)や、魚や花が線刻で描かれた土管状の謎の土器など珍しい遺物が発掘された。中島事務局長は「謎の土器は類例がなく珍しい」と話した。
また井ノ内稲荷塚古墳から、平安時代から鎌倉時代の遺物として見つかった南宋の青磁も紹介した。
会場には出土遺物約30点も並んだ。参加者は間近に見て、熱心に質問していた。
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