平安装束を身にまとう行列の参加者を募集
NHK大河ドラマ「光る君へ」に合わせ、主人公の紫式部が京の都から越前へ向かった旅路をたどる再現イベントが10月18〜20日、ゆかりのある京都府宇治市や大津市、福井県越前市などで開催される。平安装束を身にまとって歩いたり、各地で儀式を執り行ったりする行列への参加者を募っている。
「紫式部の旅」と題して、越前市の紫式部プロジェクト推進協議会が主催し、宇治市や大津市などの関係市町が共催する。
紫式部は996年、父の藤原為時が越前守として赴任する際、一緒に都から越前国府へ出向いたとされる。同様の再現イベントは、旅から千年を記念して1996年にも行われており、2回目。
旅では宇治上神社(宇治市)での「出立の儀」をはじめ、石山寺(大津市)への参詣や琵琶湖畔での「船出の儀式」、氣比神宮(福井県敦賀市)での「境迎えの儀」、越前市役所での「着任の儀」といった行程がある。
行列は紫式部や為時、武者、侍女、陰陽師(おんみょうじ)などで構成する。宇治市内(10月18日午前・参加枠37人)▽大津市内(同日午後・同36人)▽福井県内(10月19、20日・同41人)―で分け、それぞれの区分ごとに参加者を募集している。役柄によってはせりふもある。
主催者は「紫式部が実際に目にした景色を眺め、思いをはせてほしい」としている。
無料。対象は18歳以上。当日までに開かれる説明会や衣装合わせ、リハーサルへの参加が必要。紫式部プロジェクト推進協のホームページから申し込む。締め切りは8月20日。応募多数の場合、審査して選ぶ。問い合わせは同推進協0778(22)3016。
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