放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」の出演者によるトークショーが8日、大津市島の関の市民会館で開かれた。主人公のまひろ(紫式部)を演じる吉高由里子さんや、メインキャストの一人である藤原彰子役の見上愛さんらが登場し、作品に込める思いや撮影の舞台裏などを語った。重要な舞台として作中に登場する石山寺や琵琶湖など滋賀のスポットについても触れつつ、撮影時の思い出などを振り返った。
吉高さんは黒いドレス姿で観客席の後方から登場。千人を超える観衆の声援に手を振って応えながら、見上さんとともにステージに立った。吉高さんは「こんなたくさんの人が来てくれて、幸せ」と第一声。見上さんも「人生でこんな声援は初めてかも」と満面の笑顔を浮かべた。
ドラマの制作統括を担う内田ゆきさん、演出担当の中島由貴さんを交えてトークが進んだ。大津ゆかりの現場についても語り合い、第27話でまひろが藤原道長と石山寺で再会し、懐妊するという場面について吉高さんは「そんな偶然の出会いなんてあるかよ!」と、冗談を交えて解説。「キスシーンはもうクランクアップしていると思っていたのに、『またかよ』って。目には見えない2人の求心力みたいなものが爆発したんだろうなと思います」と独自の視点で振り返った。
吉高さん、見上さんともに石山寺を訪れたことがあり、吉高さんは「境内に上がるだけで息が上がりました。あの大きな石が印象深い」と話した。
ドラマはきらびやかな平安装束が見どころの一つ。吉高さんは8〜9枚を重ね着するという衣装について紹介し、「重い! すごく重いんです」と話した。見上さんが「あれは20キロ位ある。私の方が少し軽いので、吉高さんには申し訳ない」と応じていた。
藤原道長役の柄本佑さんのビデオメッセージが披露されたほか、最新回の予告編も上映された。最後はステージ上の吉高さんらが観衆とともに記念撮影。笑顔で手を振りながら退席した。
「光る君へ」は、源氏物語を描いた紫式部の生涯を描いたドラマ。今回のトークショーは、大津市などでつくる「大河ドラマ『光る君へ』活用推進協議会」とNHK大津放送局の主催で行われた。約7500人の観覧申込みがあり、北海道から九州までの当選者約1100人が訪れた。会場には登場人物のパネルを展示したコーナーや、平安貴族の暮らしを再現した展示もあり、来場者が見入っていた。
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