京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院で10日夜、夜間特別拝観「梵燈(ぼんとう)のあかりに親しむ会」の試験点灯があった。ひんやりとした秋の夜風にろうそくの柔らかな明かりが揺らめき、庭園をほのかに照らした。
住職の西川玄房さん(85)は自作した瓦製の照明を「梵燈」と名付け、夜間拝観を1999年から毎年秋に催している。
午後5時半前にライトアップが始まると、本堂や書院の庭に、梵燈などに入れた約800本のろうそくの炎が次第に浮かび上がった。近年は禅の教えを説いた漢詩を明かりでかたどっており、今年は「明月照松間(めいげつしょうかんをてらす)」を選び、無作為のすがすがしい境地を表したという。水琴窟や虫の音も響く中、幻想的な雰囲気に包まれた。
11〜20日の午後6時から9時まで(受け付けは午後8時半終了)。拝観料700円。
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