新型コロナウイルス禍や豪雨災害の影響で3年前に閉館した京都市左京区鞍馬本町の入浴施設「くらま温泉」が11月1日に再オープンする。市街地から行ける「秘湯」の復活で、運営者は国内外の観光客を呼び込み地域を盛り上げようとしている。
1987年に開業した同施設は自然豊かな天然温泉で「秘湯の趣」と賞される。コロナ禍の2020年に臨時休業し、交通手段である叡山電鉄の一部が豪雨で長期運休したため21年に閉館した。
今回、温泉復活を目指し設立された運営会社「stoked」(同区)がクラウドファンディングの寄付金などを活用し、本館に加えボイラーや貯水槽といった設備の改修に取り組んできた。
当初、8月中の再開を目指していたが想定よりも設備が傷んでおり工事が難航。それでも、スタッフが一丸となって作業に当たり、再開にこぎ着けた。
温泉は内湯と露天の2種類。飲食にも力を入れ、新たにバーカウンターを設けた。食堂を担うのは市内の老舗料亭や有名料理店で修行を積んだ松本眞和さん(36)で、「だしや炭火、地元産の食材にこだわり、冬季にはジビエ料理も振る舞いたい」と張り切る。
同社代表の藤波良子さんは「長らく待たせてしまったが、温泉から地域の良さを発信していきたい」と話していた。
午前11時〜午後8時。無休。利用料2500円で、露天風呂のみは1400円(土日祝は200円追加)。くらま温泉075(741)2131。
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