冷え込みが本格化する中、京都府山城地域の各地で紅葉が深みを増している。11月に入っても気温が高かったため、色づきが遅れていると話す関係者が多いものの、ライトアップも催され、訪れる人を楽しませている。
宇治市宇治の平等院には境内や門前にモミジ約200本があり、ようやく赤く色づき始めている。担当者は「11月中旬まで高温が続いた影響か、例年より遅い」と話す。今週末から見頃となる見通しで、公式ホームページに色づき情報を掲載している。宇治市観光協会も「例年より遅い」と見ており、興聖寺など市内の名所の情報を協会のインスタグラムやフェイスブックで発信している。
「もみじ寺」として知られる八幡市八幡の善法律寺では、山門周辺や本堂に至る山道に約100本のモミジが植えられ、境内の7割ほどが赤く色づいてきている。松浦康昭住職(53)は「例年よりも遅れているが、まもなく真っ赤な紅葉が楽しめるはず」と期待を込める。
京田辺市普賢寺の大御堂観音寺では22日からライトアップが始まった。約80本のモミジはまだ青い葉も多く、三神栄弘住職(64)は「例年より1週間くらい遅い印象」。それでも、暗闇に照らし出しされたモミジや和傘で彩られた庭園の幻想的な雰囲気を、訪れた人が楽しんでいた。12月1日まで行われる。
紅葉の色づきには日照時間や寒暖差が影響するとされる。気象庁のデータによると、近畿地方では11月は寒気の影響が弱く平年に比べ2、3度高い気温が続いた。観測地点のある京田辺市では、11月中旬の平均気温は前年より約4度高かった。12月以降はほぼ平年並みの気温となる見込みという。
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