秋の夜間特別拝観を前に、京都市東山区の清水寺で17日夜、ライトアップの試験点灯があった。モミジに囲まれた「清水の舞台」が照らし出され、荘厳な光景が闇夜に浮かび上がった。
午後6時半ごろ、本堂や仁王門、三重の塔などを光が包み、観音菩(ぼ)薩(さつ)の慈悲を表すという青色の光の筋が西の上空に伸びた。参道では外国人観光客らが、スマートフォンをかざして動画を撮影していた。
境内のモミジは青葉が目立ち、色づくのはもう少し先の見通し。18日からは冷え込みが予想され、同寺は、見頃は11月末になる、とみている。
夜間特別拝観は18〜30日まで。午後5時半に点灯し、午後9時に受け付けを終了する。拝観料は大人500円、小中学生200円。
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