茶道武者小路千家の初釜が12日、京都市上京区の官休庵で開かれた。今年は流祖一翁宗守の三百五十回忌にあたることから、ゆかりの道具をそろえ、趣向を変えた立礼(りゅうれい)席で、千宗守家元が和やかに語らいながら各界の招待客をもてなした。
本席の茶室、環翠園の床には一翁の若松画賛「降る雨の心のどけき春なれや」の軸が掛けられた。一翁所持の四方算木釜や利休型真手桶(ておけ)水指、一翁作の茶杓「杉宝(さんぽう)」などがしつらえられ、流祖の茶に思いを寄せた。
初席には、伊吹文明元衆院議長や竹内譲衆院議員、福山哲郎参院議員、華道家元池坊の池坊専好次期家元ら14人が席入り。千家元がゆったりと練った濃茶を飲み回し、「すがすがしく、おいしくいただきました」と年始の一碗を味わった。
14日まで行い、18、19日には東京でも催す。
|