帝国ホテルは29日、京都・祇園の弥栄会館(京都市東山区)を改修し来春開業予定のホテル名称を「帝国ホテル京都」に決めたと発表した。総事業費は近年の資材費高騰を受け、当初より14億円増えて約124億円になる見込み。
東京・日比谷の帝国ホテル東京で説明会を開き、設計施工を担う大林組の担当者も出席した。工事は外観部分を中心に7割程度の進捗(しんちょく)状況で、花見小路側にある南西の外壁2面を耐震補強した上で残し、解体前の建物の外壁に施されていたタイルや装飾(テラコッタ)は可能な限り再利用した。屋根は劣化していたため、銅板をふき替え、同じ形状と寸法で新調した。
帝国ホテルの坂田玲子京都開業準備室長は「弥栄会館にホテルとして新たな息吹をもたらすことで過去から現在、未来へと思いを紡いでいく事業だ」とあいさつ。大林組の井上雅祐設計本部担任副本部長は「新築するよりも古い建物を使うことは脱炭素の視点からも意味がある」と述べた。
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