京阪電鉄三条駅(京都市東山区)前で京阪ホールディングス(HD、大阪市)が再開発を目指すホテルや文化体験などの複合施設の外観デザイン案が18日、分かった。入母屋(いりもや)造など伝統的な日本建築を取り入れ、大がかりなテラスから鴨川を展望できるのが特徴。京都市美観風致審議会の審査を経て計画が実現すれば、京都の新たな観光スポットとなりそうだ。
複合施設は地上6階、地下2階、延べ約2万8千平方メートル。1〜3階と地下に物販や飲食などの商業施設、日本文化の体験拠点が入り、4、5階は客室50室の高級ホテルとする。最大の特徴は3階テラスで、南北70メートル以上にわたって約10メートル張り出した舞台のような構造を計画している。最上階は小さな塔屋を除き大部分は屋上スペースとし、五山送り火などを楽しめるという。2029年までの開業を目指す。
開発予定地を含む三条駅東側の9・6ヘクタールは、昨年12月に都市再生緊急整備地域に指定された。京阪HDは京都市に開発構想を届け出ている。現地は建物の高さを12メートルと20メートル以下に抑える規制があり、京阪は最高25メートルへの緩和を求める。
京阪HDの加藤好文会長は、三条駅を東山観光の玄関口と位置付け、日本文化や観光の発信拠点を整備する構想を明らかにしていた。同社は「三条の景観や歴史を踏まえ、地域のランドマークにふさわしいデザインを考えた。地元と行政の理解を得て計画を進めたい」(広報)としている。
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