浅井長政ゆかりの古文書やイメージ映像も
滋賀県長浜市は、戦国武将の浅井長政が城を構えた小谷(おだに)山の麓の同市湖北町伊部に「小谷城戦国体験ミュージアム(仮称)」を建設する。浅井家ゆかりの古文書や絵図を展示するほか、イメージ映像の上映などを通じて来館者に戦国時代を体感してもらう。2027年秋ごろのオープンを予定しており、25年度一般会計当初予算案に事業費の一部約4900万円を計上した。
長政は織田信長と姉川の戦い(1570年)を展開したことで知られる。小谷城は1525年ごろに築かれたとされ、戦国時代屈指の山城に数えられる。城跡は1937年、国の史跡に指定された。
同ミュージアムは、近くにある小谷城戦国歴史資料館の老朽化に伴って新設する。鉄骨平屋建て約740平方メートルで、小谷山や周囲の田園風景と調和したシンプルな外観。各約100平方メートルの広さがある「常設」「映像」「実物」の3展示室を設ける。
戦国時代の小谷城の様子をパネルなどで紹介するほか、長政や、妻で信長の妹のお市の方、2人の間に生まれ、かつてNHK大河ドラマで取り上げられた「浅井三姉妹」に関しての展示も行う。
長浜ゆかりの豊臣秀長が主人公の大河ドラマ「豊臣兄弟!」が2026年に放映されるのに合わせ、同年には市内で「北近江豊臣博覧会」が開催される。長浜市は同ミュージアムを小谷城跡や付近の史跡巡りの拠点とし、地域の歴史文化を発信することで観光振興をさらに図りたい考え。市で直営し、年間約3万人の来館を見込んでいる。
今夏に建築展示設計を完了した後、25年度中に着工する計画。総事業費は現時点では未定だが、国の交付金などを積極的に活用して市の負担をできるだけ抑えるとしている。
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