燃え上がるたいまつに願い
国選択無形民俗文化財「八幡まつり」の宵宮祭が14日夜、滋賀県近江八幡市の日牟禮(ひむれ)八幡宮で営まれた。勢いよく燃えるたいまつに参拝者が五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願った。
応神天皇が275年に湖国を訪れた際に住民がヨシでたいまつを作り、道を案内したという伝説にちなむ。1200年以上前から伝わるとされる。
境内には、12集落の氏子がヨシやナタネで作った大小のたいまつ(長さ5〜17メートル)30本が並んだ。午後8時、打ち上げ花火と大太鼓の音を合図に、氏子がたいまつに次々に火を放つと、ぱちぱちという乾いた音を上げながら炎の柱が夜空を染めた。夕方から降り始めた雨もほどなくしてやみ、訪れた大勢の参拝者が陽春の火祭りを楽しんだ。
15日には、各集落の氏子が大太鼓を打ち鳴らして宮入りする「太鼓まつり」と呼ばれる本祭が開かれる。
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