京都市東山区の高台寺で、境内をライトアップする春の夜間特別拝観が行われている。「祈」をテーマにした光と音の演出に合わせ、サクラの映像などが映し出され、一足早く庭園を春色に染めている。
14日から始まった夜間特別拝観では、方丈前の「波心庭(はしんてい)」を舞台に、プロジェクションマッピングが繰り広げられる。豊臣秀吉の正室で寺を創建した北政所ねねをイメージしたキキョウを皮切りに、水面を彩るサクラやタンポポなどの映像が白砂や勅使門に浮かんでは消え、春の息吹を表現している。
高台寺の奥村紹仲執事長は、秀吉・ねね夫妻と親交のあった前田利家と正室まつゆかりの地を襲った能登半島地震に触れ、「心配している。祈りを通して能登の皆さんに寄り添い、復興に寄与したい」と語る。
5月6日まで。拝観は午後5〜9時半(受付終了)。近くの円徳院でも同期間に夜間特別拝観を行っている。いずれも有料。
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