ふなずし供え五穀豊穣を祈願
滋賀県守山市幸津川町の下新川神社で5日、例大祭があり、古式にのっとり神前に供えたふなずしを切る「すし切り神事」が営まれた。
崇神天皇の皇子、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)がこの地を訪れた際、村人がフナを献上したのが始まりとされ、五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄を祈る神事で日本遺産に認定されている。境内では午後0時半ごろ、今井翔愛(とわ)さん(17)と若松尚輝さん(26)が裃(かみしも)姿で神職の前に進んだ。住民や観客らが見守る中、2人は長い包丁と箸を大きく振り上げる独特の所作で、まな板に並べられたふなずしを切り分けた。
今井さんは「練習で覚えることがいっぱいあったが、うまくできた」と話し、若松さんは「祭りの雰囲気がにぎやかになり、やりやすかった。地元に伝わる祭りを大事にしていきたい」と語った。
このあとふなずしが境内でふるまわれ、長刀(なぎなた)振りや、雌雄の獅子の求愛を表現した「諫鼓(かんこ)の舞」を奉納。長刀振りは2年前、約60年ぶりに本格復活した。子どもらは、かねや太鼓のリズムに合わせて頭上高く飛ばしたり、ジャンプして飛び越えたりする技を披露した。
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