大名茶人・古田織部ゆかりと伝わる興聖寺(京都市上京区堀川通寺之内上ル)で、春の特別公開が行われている。見頃を迎えたしだれ桜や、緑の映える庭を拝観者が見物している。
同寺は臨済宗興聖寺派の本山。織部が1603年の開山に関わったとされ、「織部寺」ともいわれる。通常非公開で、仏教の経典群「一切経」(大蔵経)や境内建物の修復への協力を呼びかけようと、春と秋に特別公開を行っている。
望月宏済住職によると、しだれ桜は4月に入ってから咲き始めた。垂れ下る枝に無数の花が連なり、花びらが舞い散るさまに、「桜のシャワーみたい」と間近でカメラを向ける参拝者もいる。今後1週間ほどが見頃で、近くにある八重桜も来週にかけて花開くという。境内では、17世紀末に建てられた本堂や、織部の木像がある茶室もみられる。
望月住職は「市中の山居をイメージした庭づくりを進めている。安らぎを感じてもらえるとうれしい」と話している。
5月6日まで。4月20日は拝観中止。午前10時〜午後4時半まで(受付は午後4時まで)。大人千円。
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