日本ミシュランタイヤ(群馬県太田市)は27日、飲食店の格付け本「ミシュランガイド京都・大阪2025」の掲載店を発表した。京都では最高評価の三つ星店に前年と同じ日本料理の5店が選ばれた。
京都・大阪版の出版は今回で16年目。三〜一つ星の獲得店のほか、価格以上の満足感が得られるとする「ビブグルマン」などを含め、過去最多となる469店が選ばれた。
京都の三つ星店は、瓢亭(京都市左京区)、一子相伝なかむら(中京区)、祇園さゝ木(東山区)、菊乃井本店(同)、未在(同)。瓢亭と菊乃井本店は初版から16年連続で三つ星を維持した。
京都の二つ星は16店で、2店が一つ星から評価を上げた。一つ星は72店。ビブグルマンには49店、匿名調査員が推薦する「セレクテッドレストラン」は96店だった。京都の掲載店計238店のうち、環境に配慮して持続可能な食事を提供する「グリーンスター」には8店を選んだ。
優れたおもてなしを提供する「サービスアワード」には日本料理の「山荘京大和」(東山区)で女将を務める阪口順子さんが選ばれた。
中京区のホテルで発表した日本ミシュランタイヤの須藤元社長は「大阪・関西万博で訪れるお客さまに、京都と大阪の新しいおすすめを紹介できて大変うれしく思う」と話した。
ガイドは4月1日発売。今年から電子書籍も販売する。3498円。
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