四国八十八ヶ所と高野山を巡礼したことの備忘録である。
平成十五年八月二十五日から月末までを第一回目の巡礼とし、翌年も全く同じ月日での区切り打ち。

2003年

一回目初日は、朝八時半に八条口で合流し(他二名は関東より)、一番札所と室戸岬の宿まで。
二日目、国民宿舎桂浜荘。
三日目、岩本寺の宿坊。
四日目、道後温泉に宿泊。
五日目、岩屋寺近くの民宿。

巡礼は、一番と二十四番から五十九番まで。
朝七時に食事をし、七時半には出発。
夕方五時半頃には宿に到着。

比較的ゆっくりとした巡礼であり、途中、四万十川の沈下橋を二つほど見に行く余裕あり。
室戸岬も足摺岬も充分に時間をとることが出来る。

岩屋寺は生涯忘れることのできない寺になると思う。
逼割禅定までの道のりが厳しく、煙草を止めるきっかけとなった寺である。

食事については多くを語りたくない(笑)
毎夜毎夜、「カツオのたたき」が食卓を賑わすと、それを見ただけで満腹になってしまう。

四国の知人より喫茶「大菩薩峠」を教えて頂いていたので寄ってみた。
個人的には大変お気に入りであるからURLを貼り付けておく。
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Chugoku_Shikoku/Chugoku_Shikoku/guide/0501/M0036000631.html
徳島県阿南市福井町土井崎115-10
電話 0884-34-2701 
営業時間 10:00〜20:00 
定休日 金曜

歩き遍路の方々に多く出会った。
東北からのご夫婦を見てると辛いものがあったが、他人が口を挟むことではないので話を聞いて頷くだけにした。
無事に結願を迎えられたのだろうか。

若いお嬢さんや大学生くらいの青年たちが熱心に巡礼してるのに少々驚く。
私のあの年代は遊ぶことだけしか考えていなかった。
三十歳後半まではしっかりと遊んだので、今更遊びたいとも思わなくなってしまっている。
彼らが私の年代になったとき、遊びに開眼するのか・・・・・。
ま、人それぞれの生き方があるのだから。

帰りは伯方島に三時間ほど寄って、一気に京都まで帰る。
 

2004年

月日は昨年と全く同じであるが、台風十六号の進路を気にしながらの巡礼となった。

一日目初日は、九時三十分に八条口で合流し、64番付近の温泉宿まで。
二日目、金比羅参道の宿
三日目、御所温泉
四日目、うみがめ荘
五日目、高野山宿坊

巡礼後半は60番・横峰寺よりスタートし、88番・大窪寺までは順打ち、二十三番から二番までを逆打ちする。
予定では徳島港より和歌山港へフェリーで行き、高野山へと考えていたのですが、台風のため船が欠航となり陸路に変更。
今回は全く観光をせずに急ぎの巡礼となった。
予定では「かづら橋」を組み入れていたのですが。
もし行っていたら、台風のため鳴門大橋も通行止めになってしまったので四国にもう一泊することになるところでした。

今回の巡礼では宿泊先を当日に決めることにした。
無駄な時間を作らないためである。
四日目は88番を五時に終え、日和佐まで走ることになるが、後の行程が楽になった。

昨年と違って歩き遍路に会うことが少なかった。
なぜだろう ?
四国で宿坊に泊らなかったからかもしれない。

今年は強く印象に残る巡礼地はなかった。
禁煙してるせいか、然程、石段も苦にならない。

高野山奥の院に早めに参拝し、墓石を見て廻る。

結願である。
準備していった線香も蝋燭もお賽銭も全て納めてきた。

瀬戸内側での食事はどこもうどんである。
嫌いではないが毎夜は困る。
五日目の昼食は、体が肉を要求してた。
鮨も食べたかったが、食後に出かける気もなかったし、付近にそれらしい店もなかった。

昨年の反省として、PCを持参した。
その為に、ノートパソコンを七月に購入し、かなりハイスペックな仕様にした。
ついでに、NTT DoCoMo P-in Free 1P まで準備。
が、予想通り、中心部以外では電波が届かず、宝の持ち腐れとなってしまった。

これだけでは止まらないのが私の性格であるから・・・・・。
デジカメも買い換えたのである。
IXE  5.0MEGA PIXELS
今までのデジカメ同様、使うこともなく埃を被ってしまうことだろうな。

//

定年後、再度巡礼したいと思う。
その時は、十分に時間を使って調べたいことがある。

朧げな記憶を確かなものにする為に。
何れ訪れるであろう日の為に。

- back -